Monday, June 18, 2007

■沖縄での生活は旧暦と密接に関わっている。本日は旧暦5月4日は白浜海神祭、伝統のサバニレースが行われた。そこで自分は上原地区の青年会に所属しているので参加をさせてもらった。

■普段、ここ白浜港はツアーの出発地点。見慣れた風景が一変、祭りの賑わいを見せている。「漕ぐ」という共通点はあるもののカヤックから乗り換えて見る景色はまったく異質なものに感じられた。

■お祭りと言っても競争であり、それはもちろん負けたくない気持ちにもつながる。全力で取り組むことに迷いはない。漕ぎ出せば声を荒げて掛け声を、力一杯に櫂を振る。久々に競い合う事を楽しく思えた瞬間だった。

■同世代と一緒に事を成すということで、また違う視点から物事に取り組め、気持ちも変わる。西表島に移住し、西表生まれの人達と過ごす時間は自分にとって、とても貴重な時間だ。この島の最大の魅力である「人間力」を学ぶ事で1人の男としても成長できるのではないかと思う。

2007.6.18 國見
■今日は白浜地区で開催される「海神祭」の日である。祭りの中で、ハーリーと呼ばれるレースに上原青年会の一人として参加させてもらった。

■実際にやる前は、「仕事で漕ぐことには慣れてるから、問題ないだろう」と高をくくっていたのだが、実際やってみるととんでもない。漕ぎ方の違いもあるかも知れないが、こんなにしんどいものだとは思わなかった。

■スタートの合図と共に一斉に漕ぎ出し、中継地点の旗を回ってまた港へ帰るのだが、前半は1位を独走。しかし、後半一気にスピードが下がり、ほんのわずかの差で2位となってしまった。

■サバニ(船)には、10人の漕ぎ手と1人の舵取りが乗り込む。その全員が掛け声を出し、息を合わせ、へとへとになりながらもゴールを目指すこの感覚は、久しぶりに味わう高揚感と達成感があった。

■と、一人悦に浸っているのだが、10人の中で足を引っ張っていたのは自分らしい。舵取りであるベテランのおじいから、「メガネ!しっかり漕げ!!」と怒声が飛んでいた。(もちろんメガネは一人だけ)

■まだまだ修行が足りないようだ…。

Tuesday, June 12, 2007


■今日も船浦中学コースを走ってきた。雨は降らなかったが、湿度が高く走り始めるとすぐに汗がしたたり落ちる。まだ、風があったので走りやすかった。
■今日はこの前に比べて足の運びが軽快だった。体が軽く感じる。段々練習の成果がでてきているのだろうか?
■しかし、一人で走るのは難しい。自分のペースでのんびりと走るにはいいかもしれないが、少しでも自分に負荷を与えてタイムを縮めようとするには、甘えがでてきてしまう。
■今日は目標タイムを設定し、走り始めたが、こんな時に限って、思わず写真を撮りたくなる生き物ばかりが顔を出す。
■この写真もそのひとつ。走っている途中の道路で見つけたサキシマスジオだ。走る時にカメラを持っていくのも悪くないな。タイムは縮まらないけど…。
■2007.6.12 港

Sunday, June 10, 2007



■日本赤十字社が開催している水上安全法救助員養成講座を受講して色々なことを考える事ができた。必要な知識を学び、技術の習得のため練習をしたが、自分にとっては受講することや資格を持つことが最終目標ではないと気付いた。


■今回、自分が学んだことは種まきと一緒だと思う。蒔いた種を放って置けば芽は出ない。芽を出し花を咲かせるには水をやり、手入れをする必要がある。つまりはここからがスタートで、更なる高みを目指していく事が大切だ。


■学んだことを生かすためには継続的に練習が必要だろう。また、これを1つの事として捉えるのではなく、常に自分の環境に照らし合わせて思考錯誤していくことが自分自身の力になるだろう。


■今回得ることのできた経験や努力によって自分の力を信じられるようになる。結果は信じるのみ、まずは自分のやれることをしっかりと見定めて、それに向かって進んでいけば自ずと結果はついてくるものと、今を駆け抜けたい。

■2007.6.10 國見

Tuesday, June 05, 2007

■今日は、先日参加した炭焼きの行事の続きで、「火入れ式」というものに参加をした。「火入れ式」というのは、その名の通り、先日、切り出した木材を窯の中に入れ、そこに点火をするということである。

■点火をする前に、まず山の神に感謝を捧げ、今回の炭焼きで立派な良い炭ができることを皆で祈り、お神酒を供え、窯の周りを塩で清めていくのである。

■この光景を見ていて、自然に対する感謝の気持ちをこのような場所でもあらわせることに驚き、素晴らしいと感じた。

■自分は自然の中で仕事をしている。しているのではなくさせてもらっているのだ。当たり前のことだが、改めてそのことを感じさせられた一日だった。

■2007.6.5  港

Friday, June 01, 2007


■昨日、ここ西表島の中学校のPTA活動である「炭焼き」の行事に参加した。地域の方と学校の職員の方が集まり、今回は「炭材の切り出し」といって、炭にする木をチェーンソーで倒し、その運搬を行った。
■はじめてこのような行事に参加したのだが、当たり前だが、皆、自分の仕事を早々に切り上げこの行事にでてきている。まず、そのことに驚いた。普通こういった地域の行事は日曜日などの休日に行われるのが、普通だという感覚があるからだ。
■次に驚いたのは、この作業に学校の先生はじめ、教頭先生や校長先生までもが一緒になって作業をしていたことだ。自分が通っていた学校では考えられない。教頭先生や校長先生など顔や名前すら覚えていない人がほとんどだ。
■ところが、ここでは違う。皆、お互いの事を当然知っていて、先生:保護者というよりも同じ地域の住民という意識が強いように感じた。
■まだまだ、わからないことだらけだが、離島ならではの地域の連帯感というものを少し経験できたような気がした。
2007.6.1  港

Thursday, May 31, 2007

■西表島の1年に1度の行事、「炭焼き」の炭材の切り出しに参加してきました。島の子供達の為に島に暮らす雄志が一同に集い、先生方と一致団結して作業に取り掛かります。

■島では当たり前の文化ですが、大人達がわけ隔たり無く1つの目標に向かうパワーに圧倒されます。ご指導いただき、微力ですが協力できたことに感謝します。

■島で行われる1つ1つの行事に参加することで学ぶことが沢山あります。せめて私達が労働力として奉仕することで恩を返していきたい。と思いました。

■2007.5.31 國見

Tuesday, May 29, 2007



■この度より、西表島(イリオモテジマ)Life from IriomoteIsland Okinawa Japanはガイドによるトレーニング記録に変わります。カヤックガイドにおける心技体の成長を伝えていく内容をお伝えしていきます。

■今日は月ヶ浜でカヤックによるレスキューの練習をしてきました。月ヶ浜に南西の風が吹き、沖合いは白波が立つような海況でした。平水面のレスキューよりも難易度が高く、救助艇も自分の身を確保しながらレスキューをしなければいけない状況でした。

■ガイド3人によるシングル艇(一人乗り)によるダブル艇(2人乗り)の救助を想定し、救助の方法を反復練習しました。反復練習は頭で覚えていた注意点を意識し、繰り返し練習することで体に対応の仕方を覚えさせ、現場でスムーズな対応をする事ができます。

■練習時間はパドリングを含めて2時間半、シングル艇でのセルフレスキューの仕方も練習いたしました。