Tuesday, February 28, 2006


■曇り、雨、日差し、雨、曇り、と目まぐるしく変化する西表島。

■青空が島を照らし彩るとはよく言ったもの。

■こうしてみると、とっても綺麗な砂浜ではあれど、数歩うしろに下がると、海岸に流れ着いた大量の漂着ゴミが散乱している。

■ガイドブックなどは、うまいところを探して写真を撮っているんだなぁ、と感心してしまう。

■写真を撮るときに、いいところのみを写すのは常套手段だと思う。

■人の写真を撮るときに、ヤラセは結構ある。

■記念写真などは、その最たるものではあれど、自然な感じを演出してもらって、それっぽくホームページに使うこともある。

■基本的に私がカメラを持っている限り、ガイドをしている風景なんかは撮れるはずも無い。

■トカゲを捕まえて、葉っぱの上に乗せて撮ろうとしたとき、逃げないように、ファインダーの外で、尻尾の先を抑えたこともある。

■ヤラセが良いとは言わないものの、否定する気もない。

Decchi W

ヤラセも大切『沖縄ブログ集』

Monday, February 27, 2006


■西表島は強めの北風と雨。

■西表島に数多く存在する牛たちも、その身をしっとりと濡らしている。

■私が思うに、西表島の牛はやる気が感じられない。

■まぁ、やる気のある牛というのも、あまり見かけないのだけれども、基本的に動きが緩慢で鈍い。

■やる気なしオーラのようなものが感じられる。

■今日フィールドニュースに載せたヤギのように「やあ、なんだい?」と軽快に振り向いてくれると、ちょっと嬉しい。
http://www.h5.dion.ne.jp/~lb.fmag2/062/21-30/06227.htm

■反面、このブログのウシのように「なんだよ、お前」とガンをつけられると、こっちも「別に・・・」と、すさんだ対応をとってしまう。

■以前、動物に向かって話しかける私を見て、動物と話すことができる人と、本気で勘違いした奴が2人程いる。

人も動物ものんびり楽しむ『沖縄ブログ集』

Sunday, February 26, 2006


■西表島は曇りと雨が繰り返される一日。

■明け方まで、大雨と雷が鳴り、ヒナイサーラの滝は尋常じゃない水量で、滝壺を埋め尽くす。

■通常座って休むような場所には、強烈な水しぶきが降りかかり、木々は水に埋もれている。

■立っているだけで、びしょ濡れになってしまう。

■私は普段、「びしょ濡れ」という言葉を使う。

■「ずぶ濡れ」という言い方もあるのだけれど、先にでてくる言葉は、「びしょ濡れ」が多い。

■何が違うのか調べてみると、「びしょ濡れ」の意味は、「からだじゅうがびっしょり濡れること」らしい。

■そして「ずぶ濡れ」の意味は「びしょびしょに濡れること」らしい。

■あんまり使い分けを気にする必要はないらしい。

久しぶりの雷を味わった『沖縄ブログ集』

Saturday, February 25, 2006


■西表島は嬉しい晴れの一日。

■近くの垣根には、ブーゲンビリアの花々が咲き、チョウが舞っている。

■写真のチョウはスジグロカバマダラとかいう名前だったと思う。

■オレンジと黒のラインが鮮やかで、西表島では結構目に付くチョウの一つ。

■よく名前を聞かれるのだけれども、あまり可愛らしい名前ではない上に、長くて覚えにくい。

■教えるときも、聞き手の期待のまなざしに、一瞬ためらいを感じる。

■特に最初の『スジグロ』という時点で、語感が悪い。

■そして、後に続く『カバマダラ』も負けていない。

■チョウにしてみれば、勝手にそんな名前をつけられて、さぞ迷惑に感じているかもしれない。

■俗称とかがあれば、そっちで呼ぶこともできるのだけれども、あいにくと、そんなものもなく。

■『マダラチョウ科』という分類もまた、哀愁を誘う。

Decchi W

今日はきっと青空の写真がたくさんの『沖縄ブログ集』

Thursday, February 23, 2006


■強めの風に小雨が吹きつける西表島。

■基本的に雨の日でも普通にツアーは開催される。

■実際ツアーに出てしまうと、それほど気にはならなくなるのだけれど、それでも盛り上がりに微妙に欠ける要素ではある。

■色々な「雨トーク」をシュミレーションしながら、現場へ向かうわけだけれど、頭の中でうまくまとまったためしがない。

■結局はなんとかなるさ、という気持ちでカタがつく。

■そういえば、以前沖縄本島から来たお客さんに「なんくるないさ(なんとかなるさの意)」って普段使いますか?と聞いたら、「普段というか、使ったことありません」との答え。

■ガイドブックとかに載っている沖縄方言は、意味は知っていても、結構使わないものが多い様子。

Decchi W

雨降りもまた一興『沖縄ブログ集』

■霧雨が降る西表島。

■亜熱帯のこの島は、冬も曇りや雨が多い。

■見上げたヤシの木は、葉っぱがほとんどなく、雨よけには役に立ちそうにない。

■私の理想のヤシは、葉っぱがたくさんあって、木陰ができ、ゆるやかな風にそよそよと葉が揺れているもの。

■その下で昼寝をするのが好きだったっけ。

■ヤシの実が落下してくることも考えず、大蛇やサソリのいた場所に、一人のんきに寝ていたのだから幸せ者だったと思う。

■知らないでやったことは、凄いことでもなんでもないのだけれど、知っている第3者にすれば、凄いこととして写ってしまう。

■恐れ多くて、多くは語れないにしても、無知とは幸せなことかも知れない。

Decchi W

知って楽しい『沖縄ブログ集』

Wednesday, February 22, 2006


■朝から快晴の西表島。

■照りつける日差しに涼しい風。

■真夏と違うところは、心地よい風のおかげで、外に立っていても快適な日中。

■花壇には、一羽のチョウがせわしなく花から花へと、その身を飛ばしている。

■良く見ると、ストロー状の口を伸ばして、かなり花の奥まで突っ込んでいる。

■そして1秒にも満たない間隔で次の花へと移る。

■羽は、常にはばたきっぱなしの状態。

■人間でいうところの、歩き食いみたいなものだろうか。

■そういえば、お祭りなどの歩き食いは、何故か美味しさが増す気がする。

■祭り屋台の食べ物は、大抵、質の悪いものが多いはずなのに、何故か美味しい。

■実際、家に持ち帰って食べても、あまり美味しいとは思えない。

■チョウを見ながら、祭り屋台の焼きそばが食べたくなってくる昼下がり。

Decchi W

見歩いて楽しむ『沖縄ブログ集』

Tuesday, February 21, 2006

■西表島は久しぶりの陽射し。

■そして、僅か数時間で雲に隠れてしまう。

■気温が高めだっただけに、涼しくなって一安心ではある。

■お客さんから、植物の名前を聞かれることが良くある。

■大体良く聞かれるものは、ある程度、答えられるようにしてはいるものの、たまにシダ植物とかの、マニアックな質問が飛んでくることがある。

■もちろん、嘘はつけないので「わかりません」と、ハッキリ言うしかないのだけれど、体裁を保つ為に誤魔化そうとはする。

■「あの木はなんですか?」

■「あれは・・・ちょっと名前はわかりませんが、隣の木はサガリバナという木で、6月の後半頃から、とても綺麗な花を咲かせるんですよ。夜にしか咲かない花で、朝には全部落ちてしまうんです。その時期に早朝に訪れると、川面いっぱいにサガリバナの花が流れてきて、とっても綺麗なんですよ。ピンクや白の無数のオシベが・・・」

■とにかく興味のベクトルをずらすことに必死。

■とりあえず、あとで調べて次の機会にそなえる。

Decchi W

自信を持ってお勧めできる『沖縄ブログ集』

Monday, February 20, 2006


■曇り空の西表島。

■暖かいので、Tシャツ1枚でツアーにでる。

■今日の降水確率が極めて低く、曇りではあれど、予想気温も高いので、自信を持ってTシャツと短パン姿。

■実際肌寒さは感じず、快適な日中。

■ジャングルの中からは、遠くの空まで見通せないので、雨雲の接近を知ることができない。

■直前に雨の気配を感じるのが精一杯。

■風はあるので、雨に濡れることがあれば、寒くてしんどいことは容易に予想できる。

■多分、上着があった方が安心感があったと思う。

■それでも、薄着でのツアーに臨んだのは間違いではなかったと思いたい。

■決して上着を忘れたわけではない、と。

Decchi W

忘れ物してもなんくるないさ『沖縄ブログ集』

Sunday, February 19, 2006


■雨が降り続ける西表島。

■特に昼前からのドシャ降りに、身体は芯から冷えた模様。

■雨宿りをしながら物思いにふける。

■真顔は仏頂面に見えるようなので、普段は意図的に笑顔に設定してあることもあり、雨の中でも微妙な笑顔のまま。

■「楽しそうですね」

■不意に話しかけられて、ハッと我に返る。

■確かに、普通は憂鬱な雨の中で、半笑いの私はかなり怪しかったかもしれない。

■「以前、、、私がタイにいた頃、田植えをする際に、雨を待つ必要がありました。乾期が続き、待ちに待った雨が降ったときは、嬉しくて嬉しくて、笑いながら雨に打たれ続けていたものです」

■私は何を言っているのだろう・・・。

■いや、間違ったことは言ってはいないのだけれど、今は、そんなことはまったく考えてはいなかった。

■受け答えとしては、自然なように見えて、完全に間違っている。

■「へぇ~、そぉなんですかぁ~」と、いう感心の反応にも、心が痛い。

Decchi W

濡れた身体もあたたまる『沖縄ブログ集』

Saturday, February 18, 2006

■日中は小雨が降り続く西表島。

■小雨程度なら、ジャングルの木々が遮ってくれるので、ほとんど気にならない。

■それでも、雨の日は心なしか足早に動いてしまう傾向がある。

■心のどこかで、濡れるのが嫌という気持ちが働いているのかもしれない。

■お客さんの興味や好みに合わせて歩くと、ふっと目に入ったものを、立ち止まってじっくりと観察できないことがある。

■ムシが嫌い、爬虫類が苦手、花や植物は興味無いなど、人によって色々なケースがある。

■もちろん、最初は何もわからないので、何かを説明するたびに、ちくいち反応をチェックしながら確認をしていく。

■「カエルなんかは見るのも嫌」という人でも、オタマジャクシは平気だったりする。

■チョウは好きだけど、幼虫は嫌いという人も多い。

■正直、最後までその人のツボをつかみきれないこともある。

■写真は、カエルのタマゴがたくさん浮かぶ水溜り。

■今日は、一瞬の躊躇の後、結局素通り。

雨でも楽しめる『沖縄ブログ集』

Friday, February 17, 2006


■曇りが続く西表島。しかも今日は風が強い。

■毎日新しい写真を掲載する中、チョウは微妙な被写体といえる。

■花などの植物に加え、動きのある昆虫の存在は、重要な被写体の一つ。

■しかも、チョウは西表島では一年中飛んでいるし、ヒラヒラと舞うさまが絵になるので、写真を撮りやすい。

■でも、そんなチョウだからこそ、印象に残りやすく、連続して使用することができない。

■どんなに違うアングルでも、どんなに違う種類のチョウでも、結局は「また、チョウ?」と思われてしまうことが否めない。

■だから、チョウの写真は、一度掲載すると、一定の封印期間がある。

■かなり以前、チョウの次の日に蛾の写真を掲載したときは、微妙に物議をかもしたことを覚えている。

Decchi W

可憐に舞い飛ぶ『沖縄ブログ集』

Thursday, February 16, 2006


■昨日に引き続き、西表島は暑い日中。

■久しぶりに、船浮湾を渡り、木炭の浜へ行ってきた。

■考えてみれば、今年に入って初めて。

■無人の浜にはゴミも無く、綺麗な貝が転がり、その上快晴とくれば、もう言うことはない。

■いや、仕事として来ているので、手放しに喜べるほど自由ではない。

■涼しい木陰を陣取って、せっせと食事の準備。

■顔を上げると、視界に入る仲むつまじい2人。

■いいなぁ・・・。

雑念を清める『沖縄ブログ集』

Wednesday, February 15, 2006


■強い日差しにも涼しい風が爽快な西表島。

■日中は28℃まで上がる好天の一日。

■けだるい表情で太陽を見上げる。

■太陽を見上げるときは、眩しくて眉間にシワがよるせいか、自然とけだるい表情になる。

■表情といえば、私はツアー中に、お客さんから、

「表情わかりやすくて、考えていることがわかりやすい」と、言われるときと、

「表情がかわらないから、考えが読めない」と、言われるときがある。

■もっとも、考えが読めると言われたとしても、6割方外れているし、考えが読めないと言われたときは、何も考えていないことがほとんど。

■なので、こちらとしては、まともに返答ができない。

■「考えが読めない」と言う人には、クールでミステリアスなイメージにとってもらうことにしている。

■「わかりやすい」と言う人には、素直で純粋なイメージにとってもらうことにしている。

■どちらの場合も
「いやー、よく言われるんですよ。困り者ですね」と、返すと大抵良い方に受け取ってもらえる。

■人の勘違いにつけ込んで、我ながら何てやらしいんだろうと思う。

■純粋とは程遠い。

Decchi W

純粋になるための『沖縄ブログ集』

Tuesday, February 14, 2006


■西表島は25℃近い好天。

■山を汗だくで登っても、木漏れ日とヒンヤリとした空間を前に、心地よく汗が引いていく。

■緑に囲まれた光景の前で、「うわ~」とか「すごい!」とか、歓声が響く。

■こんなとき、自分のリアクションに迷うときがある。

■私にとって、毎日のように見る景色は、多少なりとも感動が薄れるのは否めない。

■でも、感動の同意を求められた場合、西表島に住んでいる自分が、同じ様に「すごい!」とか言うのは、明らかに嘘くさい。

■かといって、平坦な口調で「そうですね」と答えてしまっては、場がしらけてしまう。

■うさん臭くない対応を考えてみるも、とっさには何もでてこない。

■困ったときは笑顔で返すのが無難、というのは私の持論。

■とりあえず、あやふやでよくわからないけれど、その場は流れる。

Decchi W

楽な気分でナカユクイ『沖縄ブログ集』

Monday, February 13, 2006


■曇りの日が続く西表島。

■心なしか、気温は日に日に暖かくなってきているように感じる。

■曇りの日でも、肌寒さはあまりない。

■ツアーの時間に干潟がでることは、特に珍しいことではないのだけれど、干満の時間によっては、出ないこともある。

■潮が引いて干潟が出ると、水位が下がるので、カヤックを漕いで進むのが大変なことが多い。

■カヤックが浅瀬に座礁して、困難を強いられることが多い。

■干潟の出ない満潮時に近い時間であれば、カヤックはスイスイと進み、楽に漕ぎ進める。

■でも、干潟には色々な生物が出現し、観察が楽しめる。

■子供なんかは、何時間でも遊んでしまいそうなくらい、生物たちが集まってくる。

■干潟がでて、水も多少残っている状況が理想なのだけれど、自然はそうはいかない。

■潮の干満も、雨も晴れも、それぞれの特性があって、結局はどうにもならない。

■だから、飽きないのだと思う。

Decchi W

飽きのこない自然を楽しむ『沖縄ブログ集』

Sunday, February 12, 2006


■北風の強い西表島。

■昨晩降った雨は、朝方にはすっかり止み、空は厚い雲に覆われている。

■ハリのあるクワズイモの葉の上には、昨日の名残りが残っている。

■クワズイモの葉はサトイモに似ているので、西表島に来た当初は、イモがいっぱいで、何となく嬉しくなった記憶がある。

■でも実際はクワズイモ。

■以前サトイモを育てたことがあるものの、その違いに気付けなかった自分がかなしい。

■食べられるか、そうでないかということは、人を一喜一憂させる。

■別にイモが大好きというわけではないのに、イモの存在が自分のモチベーションを左右することに、なんら疑問を感じない。

■疑問に気付いても、あえて追求しない自分に『大人』を感じる。

Decchi W

美味しい食べ物に出会える『沖縄ブログ集』

Saturday, February 11, 2006


■今日は西表島の大イベントの一つ、『やまねこマラソン大会』。

■予報通り好天に恵まれた朝。

■と思いきや、始まって1時間くらいで雨が降り出す。

■それでも懸命に走るランナーたちには、声援を送らずにはいられない。

■沿道からの応援も含め、心温まる気分にさせてくれる。

■『マラソンは自分との戦い』なんて言葉を思い出す。

■ニュアンスとしては、わかりそうな気がするも、自分に負けるという感覚がわからない。

■自分にやさしい私は、きっと自分に負けることなんてない。

■もし戦いを挑んだとしても、いつもやさしい自分が、勝ちを譲ってくれる自信がある。

■もともと矛盾に満ちた言葉なだけに、これからも自分には「無理しないで」と、やさしい言葉をかけつつ、自分に打ち勝っていきたいと思う。

Decchi W

やさしさ溢れる『沖縄ブログ集』

Friday, February 10, 2006


■久しぶりに晴れ間が広がり、暖かな西表島。

■パイン畑には、まだ主役の果実は登場していない。

■もちろん、それを期待してきたわけではない。

■こういう日に畑へ足を向けたくなるのは、以前、畑仕事に携わっていたからだろうか。

■一日中クワを振りかぶっては、固い土を耕していた日々が思い出される。

■今は一日中パドルを振り回しては、海と川をかき回している。

■どちらも慣れてきた頃に、いかにチカラを使わずに、効率良くエモノを動かすことを考え始める。

■いわゆる『手抜き』と呼ばれる行為。

■今はまだ、疲れを隠すヤセ我慢が多い。

Decchi W

スマートに美しい『沖縄ブログ集』

Thursday, February 09, 2006


■相変わらず、肌寒い曇りの天気が続く西表島。

■西表島ではサギをよく見かける。

■牛の周りや田んぼの周り、川沿いや干潟、森の中と、彼らの行動範囲は広い。

■あまりに頻繁に見られるので、遠目によくわからないときでも、サギだと言っておけば、大抵あたっていたりする。

■「あの鳥はなんですか?」

■「あれは・・・サギじゃないですかね」

■そんな会話のあと、近づいてみて、カモだったりすると、とっても痛い。

■断定はしていないので、訂正はするものの、マガモとサギを間違えるのはどうだろう。

■言い訳をするつもりはないものの、私の視力はあまりよくない。

■免許の更新には、いつも苦労させられる。

■でも西表島に来てから、自然の緑や満点の星空を見ているので、ひそかに視力はかなりアップしているんじゃないかと期待している。

■そして今回、遠目とはいえ、マガモとサギを見間違えたことで、その期待は軽く裏切られつつある。

Decchi W

良い景色は目にも良い『沖縄ブログ集』

Wednesday, February 08, 2006


■曇り空が続く西表島。

■北よりの風がやや強く、肌寒く感じる。

■ヒナイサーラの滝は、風になびいて揺れている。

■以前お客さんで、ヒナイサーラの滝を見て、「滝が長い」と、評した人がいる。

■普通は言わない表現だと思う。

■滝は、『落差がある』とか、単純に『高い』とか言うのが普通だと思うものの、別に『長い』でも間違いではないような気はする。

■確かに「滝が長い」と言われると、妙な違和感を感じる。

■ビルとかタワーを見て、「長い!」とは言わないので、やっぱりおかしいのだと思う。

■どうでもいいことなだけに、書いていくうちに、たった2行で考えて結論がでてくる。

■力強くどうでもいい。

Decchi W

何も考えずに楽しめる『沖縄ブログ集』

Tuesday, February 07, 2006


■西表島は今日も曇り。

■ヒナイサーラの滝の上からは絶景が見渡せる。

■でもそこには、柵があるわけでも、ロープが張ってあるわけでもない。

■普通に崖まで歩いていける。

■目の前は、ヒナイサーラの滝の水が落ちる、約50Mの断崖絶壁。

■覗き込むのは、ドキドキで、正直勇気がいる。

■でもそれ以上にドキドキしているのは、つれて来たガイド自身。

■誰かが崖の近くに行くときは、背後霊のように、真後ろにピッタリとついていく。

■万が一にでも、間違いが起きないように、足を踏ん張って、どこかしらを掴むことができる準備をしておく。

■景色に感動する人のかたわら、笑顔の奥でピリピリピリピリと神経がとがる。

Decchi W

絶景に酔いしれる『沖縄ブログ集』

Monday, February 06, 2006


■ポカポカ陽気の西表島

■時折射し込む日差しと、穏やかな南風が、眠気を誘う。

■西表島ではカタツムリをよく見かける。

■何かと大きめの虫が多い中、カタツムリに関しては、それほど大きいものに出会っていない。

■別にカタツムリが好きなわけではないのだけれど、虫は嫌いではない。

■東南アジアでは、片っ端から色んな虫を食べた記憶がある。

■抜群に美味しいものから、次は遠慮したいものまで、種類は豊富だった。

■私が虫の味を誰かに伝える表現として『さわやかな味』という言い方をするときがある。

■私としては、かなり的確な表現だと自負しているものの、同意してくれる人が極端に少ない。

Decchi W

沖縄の食文化に触れる『沖縄ブログ集』

Sunday, February 05, 2006


■夕方に差し掛かると、予想外に晴れ間が見え出し、眩しい日差しが降り注ぐ西表島。

■天気予報が外れても、こういう場合は、嬉しい誤算といえる。

■書いていて思うのは、『嬉しい誤算』という言葉。

■算段通りにはいかなかったものの、自分にとって良い方へ結果がでたときなどに、使用されるこの言葉。

■私の場合、単に予想外で嬉しい時に、使用してしまうケースが多い。

■考えてみると、もともと思惑や計算が事前にあったわけではない。

■でもこの言葉を使うと、いかにも通常は全て想定内で行動しているような、インテリさがうかがえる。

■私の場合、基本的には、ほとんどが嬉しくない単なる誤算が多い。

■写真は抜け落ちてまだ間もないと思われる羽毛が、マングローブの板根に寄りかかっているもの。

■書く内容が、まったく違ってしまったことも、無計画な単なる誤算。

Decchi W

嬉しい誤算に出会えるかもしれない『沖縄ブログ集』

Saturday, February 04, 2006


■今日は北風が強く吹く西表島。

■今年も、西表島では『やまねこマラソン大会』が近づき、コースとなる道路際には、所々にノボリが立てられている。

■今日はそのノボリが、風に煽られ、これ以上ないほどにバタバタと音を立てている。

■『マラソンは風を感じるスポーツ』なんて言う人がいるけど、実際に走っているときにそんな余裕は無かった気がする。

■マラソンは昔から特に、得意でも不得意でもなかったと思う。

■若い頃は、意地が勝敗を決していた感がある。

■そして何故か、そこそこいい成績を修めていた持久走。

■いつも思い出すのは、部活の連中全員でマラソン大会をサボって、大目玉をくったことくらいか・・・。

■その割りに、サボった理由をすっかり忘れているのはなんでだろう。

Decchi W

沖縄・西表島の人はマラソンが好きらしい『沖縄ブログ集』

Friday, February 03, 2006


■西表島は午後からイキナリ風が強く吹き始める。

■やや肌寒い節分の日。

■『節分』は文字通り、季節を分ける日なので、立春、立夏、立秋、立冬の前日にあたり、昔は年に4回はあったと、子供時代に聞いた記憶がある。

■最近聞いた話では、お決まりの『鬼は外』の掛け声も、名前に『鬼』の文字が付く家では『鬼は内』と言うのだとか。

■鬼を祭っている神社なども同様で、鬼子母神などはその代表格らしい。

■日本の文化は、何気に知らなかったことや、興味深いものが多い。

■鬼は、鬼門と呼ばれる丑寅(うしとら)の方角にいるから、ウシのツノとトラ皮のパンツを身につけているのだとか。

■そんなわけで、節分にちなんで西表島より、鬼のツノを持つ?水牛の写真。

■鬼のツノとして見ると、水牛も、想像する鬼も、迫力がある。

Decchi W

沖縄でも節分の掛け声が響く『沖縄ブログ集』

Thursday, February 02, 2006


■西表島は曇りの天気、午後からは光が射し始め暖かな陽気。

■ヤシの木を栽培している場所を横切る。

■『ヤシの木売ります』の看板があったので、多分掘り起こしてくれるのだろうと思う。

■ヤシの木のイメージは、やたら高くなることと、枝が無いので登るのが大変なこと、手入れを怠っていると、実や葉っぱが落下してくるという危険なイメージがある。

■もっとも住宅から離れた場所であれば、まったく問題はないものの、私としては、自分の家の周りに植えたいと思ってしまう。

■やしの木に囲まれた家は、自分の中では非常に魅力がある。

■実際には大変ということがわかっていても、私の未来の家予想図に、ヤシの木は欠かせない。

■でも、ヤシの木は実がなるまで、約7年かかるとか・・・。

■気の長い庭造りは、想像するだけでも楽しい。

Decchi W

■少しずつ積み重ねていく『沖縄ブログ集』

Wednesday, February 01, 2006


■昨日、八重山商工高校のセンバツ大会出場が決定!

■今日の八重山毎日新聞の一面を飾った。

■離島からの出場は初、という快挙に、その喜びが伝わってくるよう。

■今日は、流れるニュースでも、父母やOBが抱き合って祝福する様子が、テレビの画面から喜びを溢れさせている。

■私は野球はあまり得意ではないけれど、高校野球を見るのは結構好きだ。

■若い情熱や一生懸命さが伝わってくるようで、運やチカラに左右されながら、繰り広げられる試合には、『月9』などでは表現しきれないドラマがある。

■彼らの一挙手一投足が輝いて見えるようで、プロ野球にはない魅力が、そこにはある。

■『青春』ってコトバは、彼らのようにスポーツを真面目にやったヤツと、モテたヤツの為にあるのだと思う。

■私の想い出の辞書に、青春の文字はない。

Decchi W

■魅力が盛りだくさんの『沖縄ブログ集』