Monday, July 31, 2006


■木漏れ日が差し込む中を進む風景は探検隊
■夏休みに西表島に来た家族、この先の滝まで急な坂を登ります。

■ 太陽光線をさえぎる西表島の豊かな森の中は意外とすづしい。

■この写真は7月30日に撮影したものです。

■西表に来て1週間本州とは比べ物にならない紫外線です。太陽の光線です。日焼けした肌にあたるとぴりぴりと痛い。おまけにカヌーの上では太陽が2つ。

■ここ西表島の動植物はそんな太陽の力をもらい全てが力強い。

Sunday, July 30, 2006


■気持ちの良い南風の吹く、快晴の西表島。

■先日のブログで、昼食時に無意識に同じようなことを話してしまうと書いたけれど、そういえば、レクチャーの時もそんな気がする。

■遊びの説明を真剣に聞いてもらう為に、要所要所で色々なポイントがある。

■「暑いですから、簡単に説明してしまいますので、集中して聞いてください!」

■この言い回しは、それなりに効果がある。

■もちろんレクチャーの内容は通常通りなわけだけれど、省けない説明が極めて多いので仕方がない、と思う。

■もちろん、こんな小手先のテクニックよりも、情熱がものをいう世界。

■やはり私も初心に帰って、甲子園球児のように熱く、パドルトークを展開していきたいと思う。

Decchi W

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Saturday, July 29, 2006


■嬉しくも穏やかな快晴の西表島。

■久しぶりの船浮湾コースを歓迎するかのような好天。

■夏休みに入り、家族連れのお客さんが増え、一日に担当するお客さんの数も日に日に増えていっている気がする。

■一番厄介なのは、光の速さで手先を動かす必要がある昼食時。

■会話をしながら、頭の中で、先を計算しながら盛り付けをこなす。

■余分には作らないスープを、頭の中で数えながら一人分ずつ、人数分の分量をナベに移していく。

■(一杯、二杯、三杯、、、、六杯、七杯、、、)

■「いつもは何人くらい連れてツアーに出るんですか?」
「え~まぁ、時期にもよりますが、ガイド1人で8人前後、4~5艇のカヤックを、、、(あ、しまった!)」

■数字が関連する質問に答えたあとは、もはや混乱以外のなにものでもない。

■落語『時そば』の世界へ・・・。

Decchi W

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Friday, July 28, 2006


■涼しい南風が吹く快晴の西表島。

■マングローブの根本に大量に出没するお馴染みのシオマネキたち。

■「本当にハサミで手招きしてる~!!」
そんな歓喜の声が聞こえる。

■「ハサミを振るのはシオマネキのオスが、メスに対する求愛行動の一つなんですよ。」

■そのことを伝えたときに、人の反応は様々。

■「へぇ~~!!」
と納得してくれるのは、一般的な反応ではあれど、やっぱり嬉しい。

■「ちょっと、あたしメッチャ求愛されてんで!」
「ほんまや!モテモテやん!!」
「困るわ~!」

■(・・・そんなポジティブな考えも、とっても素敵だと思う。)

Decchi W

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Thursday, July 27, 2006


■未だ南風が強く吹きつける西表島。

■正面から吹き付ける強風に、前に進まないカヤックが続出。

■基本的に2人で乗るダブルのシーカヤックに、戦力にならない子供が乗れば、お父さんお母さんは2人力以上の力を要求される。

■そんなわけで、チームから遅れたカヤックをロープでつないで、また遅れたカヤックをさらにつないで。

■最終的には4艇のカヤックが後ろに連なり、ガイドが序盤でやや息切れ気味。

■『辛いときほど笑顔を忘れない』なんて立派な言葉があるけれど、顔を引き締めるチカラも残っておらず、自然と笑顔。

■放心状態なのか、ランナーズハイなのか、カウンターパニックなのか、当事者は分析する気力もない。

Decchi W

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Wednesday, July 26, 2006


■南風の強い西表島。

■向かい風のカヤックは中々しんどく、辿り着いた充実感もひとしお。

■ヒナイサーラの滝壷では、ベストショットを狙うために、岩の上にのることが多い。

■この岩の上は、滝の上までをバックに全身写真がおさめられるポイント。

■先に上がった人が手を伸ばすのは、よくある微笑ましい光景。

■ファイトー!とか叫びながら、筋肉を自慢する輩の、某CMを彷彿とさせてくれる。

■実際に、お互いにそう言いながらのぼる人も、稀にいるのだけれど、通常何も言わないときは、とりあえず私が心の中で言ってあげることにしている。

Decchi W

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※先日はブログの状態が悪く、更新することが出来ませんでした。失礼いたしました。

Monday, July 24, 2006

■西表島は台風5号の影響を色濃く反映した一日。

■晴れ間と、曇りと、雨と、風と、目まぐるしく変化する天気。

■台風の予想進路と、現状から判断して、ツアーを催行したものの、ジャングルの中では、刻々と変化する天候を読みきれない。

■こんな日は、早く安全な場所へと移動しておくことが望ましいのだけれども、そんな日に限ってツアーの進みが遅れたりする。

■いつも時間稼ぎに使っていた手段に、誘導もしていないのに、ことごとくハマっていく参加者たち。

■でも、こういったときこそ、ツアーの流れを操作する、新たなワザのヒントが見えてきたりもする。

■しょうもないアイデアは続々と生まれてきてくれる(一応は機密事項ということに・・・)。

■使い古された30秒程度の時間稼ぎの一つとして、
『お客さんがカヤックに乗り込むときに、片足がカヤックに乗ったことを確認したところで、カヤックを水の流れにあずけることで、又裂き状態になり、ひっくり返る。』と、いうのがある。

Decchi W

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Sunday, July 23, 2006


■明日には台風がやってくるというのに、西表島の海は未だ穏やか。

■凪の海に浮かぶカヤック。

■お客さんにカメラを向けると、大抵の場合、笑顔やポーズをつけてくれる。

■無意識の動作ながら、写真の出来に期待する気持ちが伝わってくる。

■そんな中、最近カメラの調子が悪い。

■シャッターを押しても、反応しないことがある。

■撮れていないことに気づいたとき、突然シャッターがおりたりする。

■満面の笑みとポーズを決めてくれた写真は、架空の中へと消え、残るのは悲しくも涙色の海の写真。

■「今の写真、ください!」
なんて言われると、「いいですよ~」と言いつつも、動揺を隠せない。

■「ね、念のため、もう一枚だけ撮っていいですか?一応ね、一応。」

■ツアー中に撮る写真は大体100枚前後。

■そのうち、使える写真は言えないくらい少ない。

Decchi W

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Saturday, July 22, 2006


■西表島は今日も気持ちの良い晴れの日中。

■ジャングルの木陰で食べる昼食は、八重山そばがお約束。

■様々な具が楽しめる中で、ゴーヤの存在が、子供にとってはくわせ者。

■そして、こんな風に仕上げるのも子供の特権。

■むしろ周囲に微笑ましく感じさせてしまう。

■これがゴーヤを食べることから回避する手段だとしたら、それはそれで狡猾ともいえる。

■子供は大人が思うほど、子供ではないし、さらにそれを理解した上で行動を起こしていることが多い。

■自分も昔は子供だったはずなのに、大人になると、すっかり自分の思い通りの子供像を描いてしまい、本当の子供の気持ちを忘れがち。

■大人のリアクションを想定して、子供を振舞っていた子供時代の記憶がほんの少しよみがえる。

■多少ツメが甘いところはあれど、子供は侮れない。

Decchi W

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Friday, July 21, 2006


■相変わらずの嬉しい晴れの西表島。

■いままでと違って気になるのは、妙に雲が多いこと。

■今日の降水確率は0%だったから、大丈夫だとは思うけど、、、。

■でも、嫌な予感は当たるもの。

■よりによって昼食時に雨の空気が通り抜け、パラパラと雨が降り出す。

■すぐにやみそうではあるけれど、とりあえず屋根を張る。

■面倒くさいと思いつつ、屋根が張り終わる頃に、案の定、雨が止む。

■「やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいんです。」

■そんな、いっちょ前な話しをしながら、また屋根をたたむ。

■映画ジュラシックパークで誰かが言ってたセリフ(多分)、ということは伏せておく。

Decchi W

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Thursday, July 20, 2006


■いつにも増して快晴の西表島。

■台風5号が発生して、また、やきもきする日々がやってきそう。

■今はまだ、そんな予兆を微塵も感じさせない星砂の浜。

■能天気な熱帯魚たちが、わらわらと泳いでいる。

■シュノーケリングをすると、見える範囲が少なくなるので、誰が何処にいるのかの判別が非常に難しくなる。

■ガイドもまた、しかり。

■そんなわけで、私はツアー中は常に帽子をかぶっている。

■泳いでいても、帽子が海面に浮いていて、遠目にも目立つ。

■ゴーグル&シュノーケル&帽子&長袖Tシャツ&短パン&防水カメラ。

■色々な意味で目立つ要因はあるのだけれど、そこはあえて帽子のせいにしておきたい。

Decchi W

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Wednesday, July 19, 2006


■今日も嬉しい快晴の西表島。

■星砂の浜の浅瀬に身体を浸して、魚たちを観賞するひととき。

■観光地でもあることから、この辺の魚たちは、人にエサをたかってくる傾向がある。

■もちろん私は無視するのだけれども、攻撃的な魚の中には、手足を突っついたり噛んだりしてくる奴もいる。

■(人に頼るな。自分の食事くらい自分で採りなさい。)

■うっとおしい魚たちを、軽く手で追い払う。

■鮮やかな青が印象的なスズメダイの群れを見つけ、写真を撮るために、一定の距離でシャッターを切りながら、そ~っとゆっくり近づいていく。

■そこにイキナリさっきの奴が、目の前を横切り、スズメダイの群れを蹴散らしていく。

■(あてつけか・・・。やるな、魚。)

■恨まれる覚えはまったく無いのだけれど、食べ物の恨みは根深いらしい。

Decchi W

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Tuesday, July 18, 2006


■西表島は雲一つ無い快晴の日中。

■日本語の達者な異国の方たちに対して、頑張ってかつぜつ良く話そうと努力してみる。

■話を聞くときに、真剣に目を見つめられるので、妙に照れや緊張感がある。

■最近気になるのは、ツアーの中で、お決まりのセリフや注意事項を噛みまくっているということ。

■「今日のちゅあー、ちゅ、ツアーは・・・」
「ツタにぇ、引っかかるぁないように、きょつけて・・・」
「ようやく台風が過ぎて、晴れ間が見えてきまぁょうぃ@:-)?*~#・・・」

■わかってても噛む。

■噛みながらも修正がきかない。

■特に言葉尻がグダグダになるのは、自分自身、訳がわからない。

■きっと脳がおかしい。

Decchi W

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Monday, July 17, 2006


■気持ちの良い南風が吹く西表島の日中。

■ピナイサーラの滝壷での水遊びが、心地よいひととき。

■ここぞとばかりに水しぶきをまき散らしてはしゃぐ子供。

■お父さんお母さんに水をかけようと、バシャバシャと水面を荒らす。

■「ほら、あんまりお母さんに水かけると怒られるよ~」

■遠目で見ていてほほえましい家族旅行のひとコマ。

■「だから、お母さんに水かけると怒られるぞ!化粧が落ちるから!」

■(・・・そうなのか。)

Decchi W

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Sunday, July 16, 2006


■西表島は、晴れてはきたものの、まだ台風4号の南風の影響が、しつこく残っている。

■「では○○さん、殿(しんがり)をお願いします。」

■私がツアー中に意識してよく使うセリフの一つ。

■ツアーは場所によっては、自然に負荷をかけないように、一列になって移動することが多い。

■そんなとき、頼りになりそうな人に最後尾をお願いすることで、目の届きにくい範囲に幾分安心感が持てる。

■『しんがり』と言うと、一番後ろを指すだけでなく、軍隊において敵の追撃を防ぐ、信頼のおける重要な役割を意味するので、言われた人は快く引き受けてくれる。

■しかも重役を受け渡されたことから、ある種の緊張感さえ持って引き受けてくれる。

■単に「一番後ろをお願いします」と言うよりは、グッと使命感&重要度が増す言葉といえる。

■少なくとも今までこの言葉で、嫌な顔をされたことはない。

■いろいろな意味で微妙な人を、ていよく後ろへ追いやるテクニックとして使ったことが、あるかないかは、とりあえず『覚えがない』ということにしておきたい。

Decchi W

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Saturday, July 15, 2006


■涼しい風と、やや青空が見え隠れする、心地よい天気の西表島。

■とある海岸では、台風の影響でゴミが打ち寄せられて、散乱したゴミの中を、スナガニが歩いているのを見かける。

■多分、ゴミが多い海岸を嫌がっているのは、私達よりこのカニたちの方なのだろうと思う。

■たまに芽生える良心に従って、ゴミを拾おうと手を伸ばすと、スナガニは異様な速さで、ゴミをものともせずに走り去り、海へと飛び込む。

■(関係ないのか・・・。)

■もうどうでもいいやと感じる中、島の名物ガザミ汁のようにして喰ってやろうか、とすさんだ気持ちさえ生まれてくる。

■関係ないけれど、今日のお客さんが『イノシシの刺身』のことを『シシサシ』いっていたことを思い出した。

■ただでさえ噛みやすい私には、『シシサシ』なんて言葉を人前で使う勇気はないはずなのに、心の中で繰り返しつぶやいている自分がいる。

Decchi W

※LBカヤックステーションのホームページにて運用していた『LB掲示板』ですが、諸々の事情により、本日(7/15)閉鎖いたしました。
事前に何の通達もできなかったことを深くお詫び申し上げます。

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Friday, July 14, 2006


■未だ、台風4号の強風域を抜けない西表島。

■高潮注意報がでていることもあり、港では、満潮時の高潮にのってやってきた海藻が、そこここに散乱している。

■よく見ると、小さな雑魚のような魚も少しだけ見られる。

■さらに見ると、シャンプーや日焼け止めの空きボトルも転がっている。

■台風の後は、ゴミが散乱した海岸も、強風に寄せられ、波がさらい、砂が覆い、見た目にはすっきりとキレイな海岸に変わっていることが少なくない。

■どうしようもない状況が、とりあえずリセットされたような気分になる。

■私自身、どうしようもない人間関係の中で、『旅に出て逃げる』というリセットを、いつの日にか実行しようと考えたことが少なくはない。

Decchi W

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Wednesday, July 12, 2006


■西表島では、暴風・波浪警報が発令中。

■全便欠航となった船着場に人影は無く、風と波の音が響いている。

■港の中だというのに、海面はザブザブとざわめいている様子がうかがえる。

■もともと遠浅の海なので、日本海の荒波のように、波が”ざっっぱ~ん”と打ち寄せるような臨場感は感じられない。

■沖の方へ出ればそれなりに、波が高い写真が撮れるのだろうけど、あいにくそんな自殺行為をする気もない。

■それに、港の時点で波が降りかかってくるような状態だったら、危なくてこんなところに立っていられない。

■イメージとして『日本海の荒波』というワードをついつい使用してしまうけれど、日本海側の人に言わせれば、実際はそんな荒波と言うほどの波ではない、ということを聞いたことがある。

■とりあえず、沖縄の人はみんなゴーヤと泡盛が好きというイメージも、話半分にしておいて欲しい。

Decchi W

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■西表島は台風4号が近づき、強風が吹いている。

■もっとも、空は晴れているので、外を歩くと風が心地よく、蒸し暑く感じることもなく、散歩が楽しめる状況でもある。

■あと数時間で暴風域に差し掛かるので、そうなったら多分、危なくて散歩なんかはしていられないと思う。

■今回は暴風域の風速が30メートル程度なので、少し安心といえなくも無い。

■『小動物たちは、自然災害の危険を察知して、なんらかの行動を起こす』と、いうことから、いつも通り日向ぼっこしているキノボリトカゲを見ると、安心感が募る。

■そういえば昨日、私の部屋に住み着いているヤモリの数が、2匹から4匹に変わっていたのは、なんらかの異変がおきる前触れかもしれない。

Decchi W

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Tuesday, July 11, 2006


■思いのほか、気持ちの良い晴れの西表島

■カヤックを漕ぐ手を休めて、干潟を散策中。

■マングローブの根本でぴょんぴょん飛び跳ねるミナミトビハゼに夢中。

■地面の上を飛んでいるせいか、見つけたほとんどの人は、彼らを捕まえようと、悪戦苦闘する。

■でも、魚は手で捕まえられるほど甘くはない。

■過去に捕まえることができたのは、若干8才の子供をはじめ、たったの2名だけ。

■大人になると、邪心を察知されてしまうのかも知れない。

■少なくとも、「これ、食べられますか?」と、聞いてきた人が捕まえられたためしは無い。

Decchi W

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Monday, July 10, 2006


■波も風もやや落ち着きを取り戻しつつある西表島。

■これから夏に向けて連撃をしかけてくる台風を、力石のブタ抜きのように、スルッスルッとかわしていく事ができればいいのになと思う。

■朝の時間、思い立ったように走り出す。

■それと同時に近くで「チチチ・・・」という鳥の鳴き声と思われるBGM。

■そんな心地よい声援に後押しされつつ、足を止めずに走る。

■(こんな鳴き声の鳥いたっけ・・・)
そんな疑問を感じつつ、時計を見ながら速度を緩め、立ち止まる。

■さっきまで聞こえていた心地よいBGMはいつの間にか消えて、朝の静寂が周囲を包む。

■一息ついて歩き出そうとしたとき、同じ鳴き声が微かに耳に入る。

■また足を止めて、今度は念入りに周囲を観察してみる。

■(相手はかなり賢い)
心の中でつぶやきながら、その気配を感じさせない見えない相手に感嘆する。

■あきらめの溜息と共に、また歩き出す。

■そして思い出したように、さっき拾ったポケットの鈴を、服の上から何度もグーで叩く。
「チ、チ、チ、チ、、、」

■相手を賢いとか思う前に、もっとも愚かな存在がここにあるのだと思う。

Decchi W

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Sunday, July 09, 2006


■西表島の東側をかすめていった台風は、拍子抜けするくらい、ほどほどの雨風を呼んだだけで、気が付けばもう穏やかな一日。

■波打ち際には、ゆるやかな砂紋ができ、穏やかな海が戻ってきている。

■万全の準備をしていたときに限って、肩透かしをくらう。

■そして、たまたまの隙をついて、厄災が舞い込む。

■人生なんてそんな、やるせないものかもしれない。

■思えば、計画通りにコトが運んだことなんてほとんど無い。

■むしろ、思いもよらない方向に辿り着いていることの方が多い気がする。

■以前友人が、「人生の重大な分かれ道は色々なところにあるよ」とアドバイスしてくれたことがあるけれど、多分私の場合、幾重にも分かれた重大なポイントを、たまたまの運まかせで流れてきている気がしてならない。

Decchi W

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Friday, July 07, 2006


■台風3号の影響で曇りや雨の不安定な空模様。

■時には晴れ間さえ見せてくれる、なんだかわけのわからない台風前。

■今年は飛来する台風の数が、現時点で少ないこともあり、台風に対する感覚が鈍る。

■もっとも、予報からすると西表島は台風の暴風域はまぬがれているようで、1~2日の強風域をやり過ごすだけですみそう。

■7/8は何の記念日でも無いようだけれど、強引に菜っ葉の日ということにして、菜っ葉を求めて外を歩く。

■そして探し物は見つけたいときに見つからないもの。

■とりあえず、ナーベラー(ヘチマ)の写真を載せてみる。

■ナーベラーは使い慣れていないせいか、あまり食材として買い求めることもなかったけれど、それでも西表島に来てから、そこそこ食べるようになったシロモノだと思う。

■『ナーベラー』という言葉が覚えにくかった頃、『ナベ洗い』が語源だという、妙に説得力のある説明聞いたものの、出どころが極めてアヤシイ。

Decchi W

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■台風3号の強風域に差し掛かるまで、後数時間の西表島。

■まだ相変わらずの快晴が続いている。

■気が付けば、今日は七夕。

■台風の勢いから、今夜、織姫と彦星が顔をあわせることはなさそう。

■年に一度しか会えないなんて、悲しい話と思った少年時代。

■でも七夕の伝説によると、会えないのは自業自得感がいなめないし、西表島の満天の星を見て、一人でロマンティックな感情を抱くほど暇でもない。

■早い話、あまり星に興味が無い。

■台風のおかげで、今夜浜辺で、七夕豆知識を披露する幸せ者たちはいなさそう。

■悪事を達成した昼ドラの主婦のごとく、口元がニヤリとゆがむ。

Decchi W

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Thursday, July 06, 2006


■明日は台風3号がやってくる、というのにこの陽気。

■相変わらず西表島は暑い。

■予報では、明日の今頃は強風域に入っている頃なのに、この台風前の穏やかさは今までにはないようにも思える。

■そんな不安はさておき、私がよく人から声を掛けられるという話を以前したことがあったけれど、この前にもツアー中に声を掛けられた。

■「すいませーん」
「はい?」
「私達3人兄弟なんですけど、写真撮ってもらえますか?」
「・・・ええ、いいですよ」

■返事をするのに一瞬戸惑う。

■このケースで、『3人兄弟である』ということを私に伝える必要はあまりないと思う。

■シャッターを切りつつも、3人兄弟情報の必要性に疑問を感じる。

■別に写真を撮るのは構わないけれど、その情報はいらない。

Decchi W

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Wednesday, July 05, 2006


■強い日差しに照らされる西表島の日中。

■台風3号の影響が徐々に見え始めているものの、まだまだ穏やかな風と海。

■台風のことを知らなければ、今までと変わらずただただ暑い一日。

■たとえ海はぬるくとも、体温を下げるには十分な役割を果たしてくれる。

■波の立たない凪の海で、シュノーケルの先を水面に出して、寝る。

■夢見ごこちで寝ぼけていると、目の前に流れてきたロープが、実はウミヘビだったということに気が付くまで、軽く3秒はかかる。

■海面で軽く呼吸をして、さっさと海底に戻ろうとするウミヘビ。

■あたふたと慌てながらも、とりあえずカメラを構えてシャッターを切る。

■ハブよりも、数倍は強い猛毒を持つといわれているウミヘビ豆知識。

■危険の認識はもちろん、寝起きの頭からは情報を引き出すことすら出来ない。

Decchi W

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Tuesday, July 04, 2006


■まだまだ晴れの日の続く西表島。

■久しぶりに船浮湾の方へと赴く。

■海の上は涼しい南風が吹いていて、汗ばむ身体を乾かしてくれる。

■休憩に立ち寄った砂浜では、人が立ち入らないような光景が見られる。

■気持ちが良くて、楽しくて、人は、こういった一種の『快楽』を、自然に求めているのだと思う。

■西表島で生活する当たり前の日常が、日本に住む大多数の人には、快楽とされてしまっている昨今。

■自らの生活と、自然を切り離すことで、自然の中に楽しみを見出たのは、ある意味面白いとは思うものの、それは今の生活が面白くないことを意味しているようにも思える。

■考える時間がゆっくりと流れていくこの島では、妙に哲学的な気分になる。

■そしてそんな考えも、すぐに強烈な陽射しが、なにも考えられないように消し去ってしまう。

■やっぱり南国って凄いと思う。

Decchi W

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Monday, July 03, 2006


■今日もまた快晴の西表島。

■もうかれこれ10日以上、快晴の日が続いている。

■慣れてくると、暑さも気にならず、鼻歌まじりで軽快に山を登り歩く、、、というわけにもいかず、相変わらず心拍数を倍近く上昇させながらのトレッキング。

■もしもの場合は、冷静に落ち着いて行動するのが基本。

■心拍数を上げるのは、あまり良くない。

■お腹の奥の方に、空気を送り込んで、ゆっくり時間をかけて吐き出す。

■目をつぶって2、3回繰り返すと、通常の心拍数に戻すことができる。

■思い出したように、もしものときの練習をしてみる。

■あえて写真には触れなかったけれど、今日はなんだかタマゴ焼きや目玉焼きを食べたい気分。

Decchi W

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Sunday, July 02, 2006


■まだまだ晴れの日が続く西表島。

■「そろそろ雨が欲しいね~」なんて会話も、島の中では聞こえ始めている。

■今日も、そんな暑さ満開の西表島では、ヒナイサーラの滝壺が天国のように気持ちがいい。

■ヒンヤリとした真水が体温を一気に下げてくれる。

■滝の写真をローアングルで撮ろうと、滝壺で浮かびながら、悪戦苦闘する参加者たち。

■いつまでもプカプカ浮かんでいる参加者たちを尻目に、真水を浴びてサッパリすると、さっさと木陰で休むのが、私のいつものパターン。

■休み中、不思議と私は、知らない人に声を掛けられる率が高い。

■いつも能天気な顔をして突っ立っている上に、隙が多いせいだと思う。

■「すいません、写真撮ってくれますか?」
「この滝何メートルくらいあるんですか?」
「ここにトイレってありますか?」
「今の鳥はなんですか?」

■簡単な質問が多いだけに、もちろん普通に一つ一つ答えていく。

■なんでもかんでもやりたがる上に、タダ働き感がいなめないのは、貧乏性で心が狭いからだと思う。

Decchi W

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Saturday, July 01, 2006


■今日もまた快晴の西表島。

■もっとも、『快晴』を『快い晴れ』と差すなら、この強烈な日差しは『快晴』ではないのかもしれない。

■見上げる空には、陽射しを遮る雲も無く、容赦なく確実にTシャツ焼けをつくっていく。

■私の標準装備は長袖Tシャツに帽子と短パン。

■ここ一週間で、手袋をしたように、手首から先が黒く焼けているのがわかる。

■もともと白かっただけに、Tシャツをめくると、笑えるくらい極端なコントラストが拝める。

■真っ黒に焼けた人に対して、「ちびくろサンボみたいですね」
と、言っているのを聞いたことがある。

■思わず笑ってしまったものの、その懐かしさから世代を感じる。

■トラがチーズになったとか言っても、もう通じない世代がいるのかもしれない。

■そもそもチーズじゃなくてバターだったかもしれない。

Decchi W

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